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M365のゲストユーザーを棚卸しする:90日の目安と自動で整理する方法

仕様やプランは変わります。設定を変える前に、最新の公式資料(記事末尾の「参考」)で確認してください。この記事は個人による非公式の解説です。

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ゲストユーザー(外部ユーザー)の棚卸しは、「非アクティブなゲストの一覧を出す → 90日などの基準で対象を決める → 無効化して、そのあと削除する」の順で進めます。 Microsoft Entra には、これを自動で行うアクセスレビューがあります。ただし、公式資料は、この機能に Microsoft Entra ID Governance または Entra Suite のライセンスが必要と説明しています。2026年11月時点の公式資料にもとづいて、手順と注意点を整理します。

この記事は、個人による非公式の解説です。仕様やライセンスは変わる可能性があるため、作業の前に、末尾の「参考」の公式資料を確認してください。

なぜ、ゲストが残り続けるのか

取引先とのやり取りで、Teams や SharePoint、メールを通じてゲストが作られます。共同作業が終わっても、ゲストのアカウントは自動では消えません。公式資料も、「共同作業が終わり、そのユーザーがテナントにアクセスしなくなると、ゲストのアカウントが使われなくなる(stale になる)可能性がある」と説明しています。

使われなくなったゲストは、次のようなリスクを残します。

手順1:非アクティブなゲストを調べる

公式資料は、「非アクティブなゲスト」のレポートで、大量のゲストをまとめて確認する方法を案内しています。

  1. Entra 管理センターを開く
  2. 「ID ガバナンス → ダッシュボード」を開く
  3. 「Guest access governance」のカードで「非アクティブなゲストを表示」を選ぶ

レポートは、既定で90日間の非アクティブを基準にします。この日数は、組織に合わせて変更できます。非アクティブの日数は、サインインしたことがあるゲストは「最終サインイン日」から、一度もサインインしていないゲストは「作成日」から数えられます。一覧は、ダウンロードもできます。

ライセンスの条件があるため、このレポートが使えない場合があります。その場合は、Entra 管理センターの「ユーザー」一覧で、ゲストに絞り込み、最終サインインの情報を、手作業で確認する方法があります。最終サインイン情報の取得には、プランによる条件があるため、使える範囲を公式資料で確認してください。

手順2:基準と、整理のやり方を決める

公式資料は、次の3つのパターンを案内しています。

パターン 内容
レポートで監視する 非アクティブなゲストを、定期的に確認する
本人に確認する(複数段階のレビュー) ゲスト本人に「まだアクセスが必要か」を答えてもらい、2段階目の担当者が最終判断する。拒否されたゲストは、無効化され、あとで削除される
非アクティブなゲストを自動で削除する 管理者が「何日間サインインしなければ非アクティブか」を決める。その期間にサインインしないゲストは、無効化され、あとで削除される

自動で整理するアクセスレビューは、「Entra ID → ID ガバナンス → アクセスレビュー」で作ります。公式資料の設定例は、対象を「ゲストユーザーのみ」、「テナント全体で非アクティブなユーザーのみ」にチェックを入れて、日数を指定する、という形です。完了時の設定では、結果を自動で適用し、拒否されたゲストは「30日間サインインをブロックしたあと、テナントから削除」とします。

作成から日が浅いゲストは、対象になりません。 たとえば、非アクティブの基準を90日にした場合、招待から90日に満たないゲストは、レビューの対象外です。これは、ゲストが、一度もサインインしないうちに削除されることを防ぐためです。

設定を変える前に:影響範囲・業務が止まるか・戻し方

操作 影響範囲 業務が止まるか 戻し方
非アクティブなゲストのレポートを見る なし(見るだけ) 止まりません 不要
アクセスレビューを作る(結果を自動で適用しない) なし(結果を確認するだけ) 止まりません レビューを削除する
結果を自動で適用する 非アクティブと判定されたゲスト そのゲストが関わる共同作業(共有ファイル、Teams のチームなど)に入れなくなります ブロック中(30日間)なら、ブロックを解除する。削除後は、30日以内なら復元できる。それを過ぎると、再度の招待が必要

自動で適用する前に、まず、結果を確認するだけの設定で、対象の一覧を見てください。「あまり使われないが、年に一度の決算期だけ必要」といった取引先が、対象に入っていないかを確認します。非アクティブの基準は、業務の周期に合わせてください。 クライアントなど、他社のテナントで作業する場合は、必ず相手の承認を取り、対象の取引先を、相手の責任者と確認してから行ってください。

運用のコツ

まとめ

ゲストは、放置すると増え続けます。まず、ゲストが何人いて、そのうち90日以上サインインしていない人が何人いるかを確認してください。 数がわかれば、手作業で整理するか、アクセスレビューで自動化するかを、選べます。

自社の設定の全体を確認したい場合は、M365・社内IT 自己点検(16問・約3分・無料)も使えます。「外部ユーザー(ゲスト)の一覧を定期的に見直していますか」という設問が含まれています。

参考

2026年11月時点で確認した公式資料です。

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