M365・社内IT 自己点検解説記事

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M365で削除したデータは何日戻せる?SharePoint・OneDrive・メールの保持期間

仕様やプランは変わります。設定を変える前に、最新の公式資料(記事末尾の「参考」)で確認してください。この記事は個人による非公式の解説です。

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削除したデータを戻せる期間は、SharePoint と OneDrive が93日、メールが既定14日(最大30日まで延長可)です。 この期間を過ぎると、標準の機能では戻せません。2026年11月時点の公式資料にもとづいて、場面ごとの期間と、バックアップの考え方を整理します。

この記事は、個人による非公式の解説です。仕様は変わる可能性があるため、作業の前に、末尾の「参考」の公式資料を確認してください。

戻せる期間の一覧

場面 戻せる期間 戻す場所・方法
SharePoint・OneDrive のファイルを削除した 削除から93日(サイトのごみ箱から、サイトコレクションのごみ箱へ移り、残りの日数まで残る) ごみ箱から復元する
OneDrive 全体を、ある時点に戻したい 直近30日(Microsoft 365 の利用者向けの機能で、組織で使える場合) OneDrive の設定の「OneDrive の復元」
メールを削除した(削除済みアイテムも空にした) 既定14日。メールボックスごとに最大30日まで延ばせる Outlook の「削除済みアイテムの回復」
退職者のアカウントを削除した 約30日 アカウントを復元する
退職者のライセンスを外した メール・連絡先・予定表は30日保持され、そのあと完全に削除される 30日以内に、ライセンスを再び割り当てる

「93日」は、削除した日からの合計日数です。公式資料によると、ごみ箱の保持期間は、管理者が設定を変えていない限りこの日数で、組織で変更されている場合があります。

OneDrive を、ある時点に戻す

大量のファイルが誤って削除された、または、ランサムウェアなどで暗号化された、といった場面では、ファイル単位ではなく、OneDrive 全体を戻したいことがあります。公式資料は、次の機能を案内しています。

職場・学校のアカウントでは、組織が対応している場合に使えます。使えない場合は、管理者に確認してください。ファイル単位なら、以前のバージョンへ戻す方法もあります。

メールの削除済みアイテム

Exchange Online では、削除したメールは、次の順に移ります。

  1. 「削除済みアイテム」フォルダー
  2. 「削除済みアイテム」からも削除すると、非表示の「回復可能なアイテム」フォルダー(Deletions)へ移る
  3. 保持期間(既定14日、最大30日)が過ぎると、Exchange Online から削除される

利用者は、Outlook や Outlook on the web の「削除済みアイテムの回復」で、この期間内のメールを戻せます。単一アイテムの回復が有効な場合は、利用者が完全に削除したアイテムも、保持期間内は、管理者が回復できます(eDiscovery などのツール)。

ほかにも、次の点があります。

保持期間と、バックアップは別のもの

ここまでの期間は、「誤操作の取り消し」の仕組みです。ランサムウェア、悪意のある削除、アカウントの乗っ取りなど、期間を過ぎてから気づく事故には、足りない場合があります。

Microsoft の資料は、データとアイデンティティの責任は、すべての種類のクラウドで、お客様にある(共有責任モデル)と説明しています。Microsoft 365 Backup の FAQ でも、データ保護についての共有責任の考え方は、変わっていないとされています。

別途バックアップを検討する場合の選択肢は、次のとおりです。

バックアップは、取れているだけでは足りません。実際に戻せるかを試すことが大切です(復元の訓練)。

自社の場合を考える

次の問いに答えると、バックアップが必要かどうかが見えてきます。

まとめ

標準の保持は、「誤削除の取り消し」です。まず、自社が戻したいデータ(メール、SharePoint、OneDrive)ごとに、標準の機能で戻せる期間を、確認してください。 その期間より長く必要なデータがある場合は、別途のバックアップを検討します。

自社の設定の全体を確認したい場合は、M365・社内IT 自己点検(16問・約3分・無料)も使えます。「削除したファイル・メールを元に戻せる期間を把握していますか」という設問が含まれています。

参考

2026年11月時点で確認した公式資料です。

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